複雑な調理工程を
いかにアプリに落とし込むか。
ニチレイの事業開発グループは、アツラエとの3日間のワークショップを経て、新サービスconomeal kitchenの目指すべきビジョンや価値を定義しました。サービス全体の構想が固まったことを受けて、アツラエのシステム開発チームは、アプリ開発に必要なシステム全体の設計(システムデザイン)に着手しました。
アプリ開発において最大の課題となったのは、献立を作り置きするための調理工程の複雑さでした。例えば、主菜や副菜などを組み合わせた献立を5日分作り置きするには、どのような作り方が効率的なのか。ひとつの食材でも、切ってから茹でる場合や、茹でてから切る場合などさまざまで、一人ひとりの好みに合わせて献立を提案し、それを分かりやすく効率的な手順(レシピ)で表示するのは至難の業でした。そして何より、ニチレイが手がけるからには、おいしくなければならない。システム開発の前に、まずは調理工程とレシピのデータ分解から検討する必要に迫られ、アツラエもシステム設計の枠を超えて、レシピの開発に協力。作り置きレシピの開発から始まる前例のないアプリ開発に挑みました。